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目の病気Q&A/麦粒腫の原因・検査・症状・治療【眼科専門医が解説】

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麦粒腫の原因・検査・症状・治療【眼科専門医が解説】

麦粒腫とは、いわゆる「ものもらい」のことです。地域によっては「めいぼ」や「めばちこ」などと呼ばれたりもします。

眼瞼(まぶた)にあるZeis腺(ツァイス腺)、Moll腺(モル腺)、Meibom腺(マイボーム腺)に細菌が感染することによって発症します。

症状としては、まぶたの発赤(赤くなること)、腫脹(はれぼったくなること)、痛み(自発痛や圧痛)、かゆみ、目やになどがあり、上下どちらのまぶたにも起こりえます。

麦粒腫はツァイス腺、モル腺に生じる外麦粒腫とマイボーム腺に生じる内麦粒腫に分かれます。

外麦粒腫では眼瞼の皮膚面が赤くなったり腫れたりします。腫れた部分の中心部には膿を伴う白い点(膿点)がみられます。

内麦粒腫では、膿点が眼瞼結膜に生じ、眼瞼結膜の充血や腫れがみられるようになります。内麦粒腫のほうが、腫れや痛みが強い傾向があります。

場合によっては、まぶた全体が赤く腫れて目が半分くらいしか開けられなくなるケースもあります。
炎症が広がると、眼瞼皮膚も赤くなったり涙が出ることがあります。

細菌に感染してから麦粒腫ができるまでは数日と言われています。

麦粒腫の原因は?

ツァイス腺、モル腺、マイボーム腺に黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などの細菌が感染することによっておこります。

マイボーム腺と麦粒腫

症状一覧

  • まぶたの発赤(赤くなること)

  • 腫脹(はれぼったくなること)

  • 痛み(自発痛や圧痛)

  • かゆみ

  • 目やに

麦粒腫の検査は?

特別な機器を使った検査はありません。臨床症状、視診と問診から診断していきます。

 

麦粒腫
麦粒腫

麦粒腫の治療は?

  1. 初期の場合(症状が軽い場合)

初期段階で症状が軽ければ、患部を清潔に保って様子を見てもいいでしょう。きれいな手ぬぐいをぬるま湯で濡らし、麦粒腫の上にあてる温罨法(おんあんほう)で治る場合があります。1日4~5回程度、15分間隔でこの動作を繰り返すとよいでしょう。また、多くの場合は自然に膿点の皮膚が破れて膿が出ると快方に向かい、炎症がおさまって数日で治ります。

  1. 上記で治らない場合(症状が激しい場合)

それでも治らない場合や麦粒腫が大きくなる場合、出血やまぶたが全体的に赤く腫れる場合、目やにが多い場合、ものが見えにくくなる場合は必ず受診するようにして下さい

受診した場合の治療としては、まず抗菌薬による治療を行います。抗菌薬はクラビット点眼液0.5%(1日3回)などの点眼薬または眼軟膏を使いますが、症状が強い場合は内服薬を用います。膿点がある場合は注射して針でつくか、切開して排膿を行います。治療期間中はコンタクトレンズを装用しないようにして下さい。

Q&A

Q 麦粒腫はどのくらいで発症し、治りますか?

感染から0~2日の潜伏期間を経て発症し、抗菌薬を使うと1週間くらいすれば治ります。

Q 麦粒腫はほかの人にうつると聞いたのですが。

麦粒腫は皮膚の常在菌である黄色ブドウ球菌が原因となっている病気ですので、人にはうつりません。「はやりめ」と呼ばれるウイルス性の流行性角結膜炎がほかの人にうつる眼の病気です。

Q どうして感染が起こるのですか?

麦粒腫の原因となる細菌は、黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌と呼ばれる菌です。これらの菌は健康な人の皮膚や喉、鼻の中、頭髪にいつもいる常在菌です。こうした菌がツァイス腺、モル腺、マイボーム腺に入り込むことによって麦粒腫の症状が起きます。原因菌はあくまでも常在菌なので、眼を怪我したり、眼の周りが不潔な状態であったり、病気や不規則な生活習慣の影響、ストレスなどで免疫力が落ちて細菌の数が増えたりしたときなどに感染が成立しやすくなります。

 

Q 麦粒腫にならないために普段から気を付けておくべきことはありますか?

眼を清潔な状態に保つ、顔を拭くタオルを清潔な状態にしておく、手をこまめに洗って汚れた手で目をこすらないようにしておく、といった予防策があります。また、身体の免疫力が弱まっている人は感染が成立しやすくなるので睡眠不足にならないようにして健康管理に留意してください。

Q コンタクトやメイクが麦粒腫のリスクになると聞いたのですが、なぜですか?

コンタクトレンズが不潔な状態になることで、麦粒腫が発症しやすくなるからです。したがって、コンタクトレンズを装用している人はコンタクトレンズを常に清潔な状態にしておくようにして下さい。1Dayタイプのものではない、定期交換タイプのコンタクトレンズを使用している人は、指定されたケア用品を使って毎日の洗浄を必ず行うようにして下さい。コンタクトレンズの使用期限を守り、コンタクトレンズを付けたまま眠らないことは麦粒腫に限らず、様々な眼病予防に大切なことです。

さらに、女性の人はメイクにも気を付けるようにして下さい。メイクのやり方によって麦粒腫を発症しやすくなるからです。アイラインを濃くひいた場合、細菌はアイラインをひいた場所により住み着きやすくなり、感染が成立しやすくなります。メイクは蒸しタオルなどを使い、毎日しっかりとやさしく落とすようにして下さい。

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